2015イスラエル&モロッコ旅行No.15 トドラ渓谷ドライブからサハラ砂漠の入り口の町メルズーガへ

イスラエル&モロッコ旅行2015年GW
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訪問日時:2015年5月4日

渓谷ドライブののち、砂漠のメルズーガを目指す。

メルズーガの前に「トドラ渓谷」ドライブ

アトラス山脈南側エリアは、砂漠地帯からも近くて基本的にはとても暑い場所なのですが、トドラ渓谷入口あたりにあり多少標高が高いのでしょうか、昨晩はとても涼しく過ごすことができました。ということで冷房のないホテルでしたが問題なく眠ることができました。

この日の朝食は外のテラスでいただきました。

そしてチェックアウト。この日はにすぐ先にある[highlight]「トドラ渓谷][/highlight]を少しドライブしてからサハラ砂漠の街メルズーガを目指します。10分程北に向かうとこのような景色が広がってきました。

ちなみにこの渓谷はロッククライマーには有名なところだそうです。午前のうちから地元のインストラクターに指導されながら何人かの観光客が既にクライミングをしていました。日本人の女性の方もいらっしゃいましたね。

我々はさくさくっとドライブするのが目的。もう少し奥の方に進んできます。昨日行ったダデス渓谷と比べると、ダデス程断崖絶壁の脇を走るという感じでなかったですが、岩の色合いはこちらのトドラのほうが鮮やか、道路も若干ではありますが整備されている感じでした。こちらの渓谷のほうが観光客が多いせいなのでしょうね。

しかし、この渓谷もダデスと同様、しばらく奥へと向かうと道の整備もおぼつかなくなっていたので、適当なタイミングで引き返すことにしました。

メルズーガが向けてGo!

1時間弱とドラ渓谷をドライブしてから、再びティンジルに戻りおなじみのN10号線で更に東へ。そして途中R702号線でエルフードという街に向かい、そこからはN13号線でメルズーガへと向かいます。途中、お腹のトラブルで、急遽ティンジルの街に立ち寄らざるを得ないトラブルがありつつも、概ね順調なドライブが続きました。メルズーガに向かうに連れて、進行方向右側、南側の景色がさらに荒涼としてきました。もう砂漠はすぐそこなのでしょう。

無事通過点の街エルフードに到着し、ここからはN13号線に入り南下します。リッサニ(Rissani)という街でちょっと勘違いして右往左往しましたが、途中でその勘違いに気づき、無事N13号線に再度合流出来ました。

ところでこのN13号線ができたのは今から10年程前。それまではきちんと舗装された道がなかったため、観光客はエルフードから4WDでメルズーガへと向かいそこからサハラ砂漠に向かったそうです。そして、このN13号線ができてからは、メルズーガやその隣のハシラビット(Hassilabied)にたくさんの宿泊施設やサハラ砂漠ツアーの発着地ができたとのことです。

我々が今日お世話になるホテルは、ハシラビットにあります。ホテルを取っていますが、オプション料を払ってサハラ砂漠にテント泊するつもりです。ここもAirbnbで予約しました。マラケシュ以来、この旅2回目のAirbnb。前日の夜にメールでおおよその到着時間を連絡済みで、当日になって先方から返信がありました。Afriquiaというガソリンスタンドの手前にある道を左に曲がり、Hassilabiedへ入り、そこの中央広場で待っているという連絡を受けていましたので、とりあえず向かってみることにしました。

リッサニ郊外にくると、ますます砂漠的な景色が目の前に広がってきました。もう建物も全くない真っ直ぐな道がひたすら続くだけ。

そして、20分ほどで見えてきましたAfliquiaというガソリンスタンド。でも、その手前に道がない??

しかし、よく見るとクルマの轍が見えます。とりあえず行ってみることにしました。どうやらそこは道だったようです(笑)。そして、5分ほどで待ち合わせ場所として指定された広場へ。窓を開けて周りを見渡しますが、ホストっぽい人はすぐに見つかりませんでした。その間、数人の客引きに声をかけられましたが、もう慣れてきてますから予約していることをはっきり伝え追い返します。

そんなことをしている間にようやくホストらしき人がやって来ました。私の名前を知っていた、そして私もホストの名前を言ってどうやらこの人が本当のホストだということが判明。私が11時にティンジルを出発しリッサニには13時ころに着くと連絡したのですが、このリッサニでさまよってしまい到着がさらに1時間ほど遅れた関係で、暑い中ずっと待たせてしまったみたいです。申し訳ない…。

ホストの名前はハッサン、そのハッサンに案内されて、まずはハシラビットにある彼のホテルへと向かいました。

まずはロビーに案内され、ミントティーで歓迎されました。もう定番の歓迎セレモニー。こちらのミントティーは、発酵させていない中国茶にミントの葉をたっぷり入れ、さらに棒砂糖をたっぷりと入れて注ぎます。高いところから注いで泡立てるのも独特の風習です。

そして今夜はここに泊まるかそれとも砂漠のテントにするかと聞かれたので、もちろん砂漠にしたいと意思表示。すると暑いので出発は夕方だ、それまではここでゆっくりしてくれとのこと。

また、ホテルの部屋は今日泊まらなくてもつかってよいから、もしシャワーを浴びたいならば自由に使ってよいと言われました。さらに明日テントから帰ってきてからもこの部屋のシャワーを使っても良いとのことでしたので、とっても助かります。部屋の入口がこちら。

ということで、まずはシャワーを浴び、ホテルのロビーで涼みながら夕方になるのを待ちます。その間ホテルの管理人、ハッサンやその兄弟(らしい)と色々と会話。ハッサンは元々都会の方でホテルでの仕事をしていたそうですが、何年か働いたのち、地元のこの辺りに戻ってきてこのホテル及び砂漠ツアーを運営するようになったそうです。それが3年前だとか。言ってみれば起業ですね。やはりN13号線の開通で地元に観光客が多く訪れるようになった影響が大きいのでしょう。

このハッサンのホテルには、日本人や韓国人といった東洋人も多く訪ねてきたことがあるようでして、その様子を彼のFacebook、そしてトリップアドバイザーのページを見せながら説明してくれました。どうやら彼は旅行関係のネットサービスに幅広く手を出しているようです。僕はAirbnb経由でコンタクトを取りましたが、彼によると[highlight]予約のほとんどはトリップアドバイザーからのアクセスから来る[/highlight]ということです。ネットを使っての宣伝は、むしろモロッコのような新興国の方が、既存のしがらみもなくかえって馴染みやすいのかもしれませんね。

そんな話をしているうちにあっという間に夕方に。そしてどこからともなくラクダが登場。砂漠に一泊するための装備、荷物をしつらえてから、ラクダの上へ。実はラクダに乗るのははじめてでした。立ち上がるとき思った以上に一気に上まで行くので若干びっくりしてしまいましたが、慣れれば問題なさそうです。

多少手すりの幅が小さくて手で支えづらかったですが、よく指摘されていたおしりが痛くなるような気配はしませんでした。そしてハシラビットの街を離れゆっくりと砂漠へと向かいます。(続く)

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