2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」 2-3章:ディジョンのミシュラン2つ星レストラン「William Frachot」

2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」
2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」

訪問日時:2016年7月20日

ブルゴーニュの首都ディジョン2日目の夜もレストランを予約していました。

ディジョン2日目の夜はミシュラン2つ星「William Frachot」

ディジョンには2泊。目的はもちろん著名なレストラン巡りです。この日の夜も前日と同様ディジョン市内のミシュランガイド掲載のレストランへ、ミシュラン2つ星を獲得している[highlight]「William Frachot」[/highlight]というレストランです。こちらもミシュランのサイト「ViaMichelin」から予約しました。

ViaMichelinのサイトより:https://www.viamichelin.fr

場所はホテルと同じディジョン旧市街北東エリアに位置しています。ということで昨日のStéphane Derbordさんよりすっと近くにあって行きやすかったです。

お店はCHAPEAU ROUGEというホテルに併設されています。

フォトギャラリーがとても素敵ですので、ぜひご覧ください。

Galerie Photos: http://www.chapeau-rouge.fr/galerie-photos-p63.html

伝統的なブルゴーニュ料理を一流レストラン風にアレンジしたコースを選択

レストランに到着。この日はディジョン2泊目ということで、時間に若干余裕があったため、前日よりも少し早い19時30分にしました。

少々ゴージャスな店内におどおどしながら入りました。とても丁寧な対応、さすがは2つ星レストラン。このクラスになると格式もかなり高くなってくるので、ドレスコードも気になるところですが、そこは真夏のブルゴーニュなので、割りとカジュアル(とはいえさすがに半ズボン、サンダルとかはない)な格好のお客さんが多かったように思います。

そして席に案内されとりあえずアペリティフ、この日もシャンパンにしました、をいただきながらどのコースにしようか模索。

こちらはアミューズでしょうか。いきなりグレードの高さを見せつけられた感じです。

こちらのレストランのシェフは、ウェブサイトを見た限りの情報ですが、伝統的なブルゴーニュ料理を継承しつつモダンな技術も反映させているところが評判だということのようです。ということで、[highlight]「ブルゴーニュ風のおまかせコース(Ménu au fil de la Bourgogne)」[/highlight]を選んでみました。

いいお値段(一人125ユーロ)でしたが、ここは2つ星のレストランですから贅沢しましょう。

ちなみに左のページのメニューも美味しそうです。ウェブサイトで公開されている現在のものを見た限りでは、こちらはいわゆる日替わりのメニューのようです。おそらく次訪れることができたのならば、こちらをオーダーしたいです。

膨大で分厚いワインリストに驚愕

ところで、前回の投稿でもご紹介しましたが、ブルゴーニュのレストランでワインを選ぶ時、このような膨大なリストを手渡されます。物凄い厚さ、まるで辞書です。

この大きさ、そしてこの厚さですからね、とにかく重かった…、まるで電話帳です。

そして、特段ブルゴーニュのワインのページが長い、多い!ここなんてまだまだごく一部です。

その中からこの日選んだのは、この日の午後に行ってきたばかりのコート・ドゥ・ボーヌのある[highlight]「Savigny les Beaune」のプルミエ・クリュ[/highlight]。実際にこの村には行っていないのですが笑。

申し分のない味わいでしたが、ちょっと欲張るならば、ものすごく美味しくてとても力強いピノ・ノワールでしたので、もう少し熟成してまろやかになるとうよいかなあと、贅沢ながら思いました。もっともそう思うくらい美味しかったワインだったということでしょう。

ボリューム満点のおしゃれブルゴーニュ料理が次々と登場

それでは順次いただいたお料理をご紹介していきます。まずはじめは、…、ごめんなさいなんだったか忘れてしまいました。美味しかったことは間違いないです。

続いては[highlight]「エスカルゴ」[/highlight]。生クリームとバターの比較的さっぱりとしたソースで。お野菜とともに。どうしてもエスカルゴというとパセリとニンニクのこってりソースを想像してしまいますよね。それとは全く対照的な味でした。

そしてその次に出てきたのは[highlight]「カエル」[/highlight]。さっぱりとした鶏肉のような食感ですが、もしかするとある程度油も乗っていたのかもしれません。ソースは、さっぱりとはしていますが確かな味わいの生クリームとバター、そしてバジルを主体としたものでした。

なお、このカエルは手でとっていただくスタイルでした。同時にこちらのボウルも出てきて、これで手を洗ってナプキンで拭くことになります。このスタイル、庶民的な発想で恐縮ですが、まさに高級フレンチって感じがしますよね笑。

そしてメインの前にもう一つ前菜が。[highlight]「卵のムーレット」[/highlight]です。ブルゴーニュ風ポーチドエッグといったところでしょうか。卵を赤ワインソースに落として煮るブルゴーニュの伝統料理のひとつ。

そしていよいよメインの登場。[highlight]「ブフ・ブルギニョン」[/highlight]、こんな上品なブフ・ブルギニョンは見たことないです。お皿の上の方にちょっとしかないように見えますが、見た目以上にボリュームがありました。

さすがはミシュラン2つ星レストラン、仕事が丁寧で細かい、想像のつかない味わいで感動的でした。ただ、前日も感じたのですが、伝統的スタイルの料理ながらも独自の工夫を加えるシェフには脱帽ですが、ブルゴーニュ料理は少々重く大味なものが多いこともあり、予想以上にお腹いっぱいになってしまいました。

フロマージュももちろんワゴンで

だがしかし、コースは続きます。おまたせフロマージュのコーナーです。ワゴンにフロマージュがつんであります。昨日よりも豪華な気がします。すべて地元産だそうです。

お腹いっぱいですが結局このくらい頼んでみました。ごめんなさい、どの種類かは結局把握できませんでしたが、どれもはじめて食べるものばかりだった気がします。AOC認定以外のフロマージュも勉強しなければならないと改めて思いました。

デセールもエンドレスに続く、最後のカフェにも…

これだけでも十分なのになんとデセールは2品も出てきました。はじめはこちらの[highlight]「いちごのタルト」[/highlight]

そしてまさかのもう一品。[highlight]「しょうが風味のスフレ」[/highlight]です。フランスで食べるスフレはなぜこんなに美味しいのか。

最後はカフェで。コースに含まれる、かと思ったら別料金でした。しかし、これだけのお菓子がまだついてきます!どれも美味しくて美味しくて。しかしも限界だったので右下のガトーの半分は残してしまいました。

以上で本当に終了です。どの料理も本当に美味しかったけれど、さすがに量が多すぎました。正直苦しかったですが全部しっかりといただいてしまいました笑。お店の雰囲気、接客、そしてお料理、どれをとっても一流でした。本当に来れてシアワセだなあと思いました。

もう一度お店のサイトをご紹介しておきます。

Galerie Photos: http://www.chapeau-rouge.fr/

お値段は以下の通り。もちろんこちらも一流のお値段です。今回の旅でいただいた食事の中でも一番高価でした。

ディジョンでの夕食はこれで終了です。しかし、このテーマによる旅はまだまだ折り返し地点を迎えたに過ぎません。さらに場所を移動して続きます。

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