2016年GW スペインの旅 No.3:食事とワイン編 No.3:レストランでの食事編

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

やはりお肉料理なのです。

スペイン料理といえば…パエリア、ではないです!

スペイン料理といえば「パエリア」を思い浮かべる人が多いと思いますが、このパエリアという料理は地中海側のバレンシアやカタルーニャでポピュラーなものであり、それ以外の地域ではマドリードといった大都会を除いてあまり見かけないものです。(こちらはバルセロナ市内でいただいたもの)

アラゴンやバスクの田舎はもちろんのこと、都会でも例えば美食の街でも名高いバスク地方のサン・セバスティアン(ドノスティア)などでも、街を歩いていた限りでは、パエリアを出している店をあまり見かけませんでした。地方のパラドールもしかり。レストランではその地元の伝統料理を中心に出すため、我々が泊まったエリア、カスティーリャ、アラゴン、バスクではまず見かけることはありませんでした。

スペインの伝統的な肉料理:

やはりヨーロッパということでお肉料理が美味しいです。子牛(Chuleton チュレトン)、子豚(Cochinillo Asado コチリーニョ・アサード)、子羊(Cordero Asado コルデーロ・アサード)、うさぎなど多種多様。いずれもフランスでもよく食べられますが、スペインの調理方法はどちらかというと豪快というや野性的な印象です。そのせいか味わいもやや野性的な感じでした。

子牛(Chuleton チュレトン)はシグエンサのパラドールで。

子豚(Cochinillo Asado コチリーニョ・アサード)はサラゴサで。

そして、子羊(Cordero Asado コルデーロ・アサード)はレルマのパラドールでいただきました。

とても美味しかったです。

スペインのニンニクは臭いがきつくない?

ところでスペイン料理では頻繁にニンニクを使っているのですが、不思議とこれが匂いがきつくなくマイルドでした。たとえばレルマのパラドールでいただいたカスティーリャ名物の「ソバ・デ・アホ」というニンニクのスープ。写真の上の方にあるものです。見づらくてすみません。

日本のファミレスでよく見かけるオニオングラタンスープのタマネギをニンニクにしたものだと思ってよいでしょう。確かにニンニクたっぷりで香りは強いのですが強い臭みなどは一切なく、さらに翌日に臭いが残るようなことがほとんどなかったです。(気のせいという噂もあるけど笑)

パンはフランスに軍配か

パンについてはスペインもまずまずの美味しさ、しかしフランスほどの美味しさを感じませんでした。パンに関してはフランスがダントツの美味しさ?

フレンチバスクで買ったサンドイッチのパンがあまりにも美味しくてびっくり、そうこの美味しさがフランス。スペインのものはここまでの感動はありませんでした。偉大だフランス。

チーズ(Queso)

もちろんスペインにもチーズがあります。今回泊まったサンティリャーナ・デル・マルという街はカンタブリア地方というところにある美しい村であり、そしてこのカンタブリア地方は酪農がさかんなようで良質のチーズが多いそうです。ここで宿泊したパラドールでは前菜で地元のチーズの盛り合わせをオーダーしました。

また、マドリードを中心としたカスティーリャ・ラ・マンチャでもチーズの盛り合わせをオーダー。

こちらも美味しかったです。スペインのチーズについてはもう少しん勉強が必要だと感じました。まだまだ知識不足です。

定食(メニュー)ではお水とワイン(ボトル1本)がデフォルトで付いていることも

ところで、これはうれしい誤算だったのですが、地方のレストランなどではその日の定食(menu du jourのスペイン語)を注文すると、デフォルトでワイン1本(おそらく赤?場所によりけりか)がついてくることがありました。

レルマとサンティリャーナ・デル・マルのパラドール、そして、サン・セバスティアンとウエスカのレストランがこの形式でした。ただし、ワインは悪くはないですが、至って普通のワインなので、より質の高いワインが欲しい場合には違うワインを頼む必要があります。このときはデフォルトのワインはついてきませんでした。

さらにお水もついてきます。何も言わなければガス無しのお水もボトルでついてきます。

とてもありがたいですね。

デザート(postre)

デザートも充実していますが、おそらく最もスペインらしいのはこのフランでは?

いわゆる「焼きプリン」です。おそらく生クリームなど入っておらず最近ほんと日本でよく見かけるようになったふわとろプリントは対極にある感じの硬いタイプで僕好みです。硬いタイプだと気泡ができるとか、でもこれがまた良い食感を演出しているのかと思います。

ちなみに「クレマ・カタラーナ」はフランスで言うところのクリームブリュレ。カタルーニャ地方でよく見かけました。

その他もいくつか美味しいデザートはありましたが、気がつくとこのフランばかり頼んでいました。

メニューはスペイン語のものがいいかも

英語の訳がいい加減すぎて、かつ英語は(おそらく)ボキャブラリーが少ないこともあって、合っているのは素材くらいで調理法等々が正しく説明されていないことがあります。やめておいたほうがいいと思います。

今はスマホなどですぐに調べられるのでスペイン語の方がいいでしょう。これはフランスでも同様ですね。

食事とワイン編はあともう1回続きます。

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