訪問日時:2016年4月26日、午後6時頃
午後6時過ぎに到着したアラゴンの美しい村
この日はカタルーニャ地方の2つの世界遺産を鑑賞、その後は再びスペインの最も美しい村巡りを行いました。といっても最初の美しい村にたどり着いたのは、午後6時頃。もちろんまだまだ明るいのです。
場所はこのあたり。直前にいたボイ渓谷(バル・デ・ボイ)からは思ったよりも楽に来れました。
僕はちょうど東側のN–260という道路を通ってこの村に入りました。衛星写真だとわかりづらいかもしれませんが、この村の近くには川が流れており、ちょうど村は2つの川が合流するところの三角州にあります。
この三角州違いが少し小高い丘になっているので、遠くから眺めるととても村が美しく見えます。さらにN–260号線を東側から来ると村の2、3km手前から村のある三角州地点までが緩やかな下り坂となっているため、なおさら村を美しい角度で眺めることができました。
しかし、残念ながら地方の街の間を結ぶ国道は、日本の感覚では信号など一切ない高速道路のようなものであり、路駐は簡単にできません。高速道路の路肩に停めるようなイメージです、さすがに怖くてできません。ということで残念ながら村の素敵な遠景を撮影することはできませんでした。
中世の雰囲気ただようバスティード形式の美しい村
写真は撮れなかったとはいえ、遠くから見た限りではとても美しいので期待はできそうです。村に到着、村からみて北西の場所に大きな駐車場がありましたので苦労なく駐車完了。
さて、この村はアラゴン州にある美しい村。近くにはフランス側からのピレネー超え直後の拠点にもなるウエスカという街があります。どうやらここもまたサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路上にある村のようですが、ウエスカからは少し東側に離れているので、果たしてアルビ・トゥールーズの道上のスタンダード?な拠点なのかどうかは、公式サイト等見てもよくわかりませんでした。
アラゴン州の美しい村、ということで、ここも創始はウマイヤ王朝の時代、そして12世紀にアラゴン王国が占領、今残っている村の原型はこのレコンキスタ以降のもの、というのは他のアラゴンの美しい村と同じ。
駐車場から小さな橋を渡り市街地へと入ります。大きくて立派な城壁が印象的。
北側を眺めると、雄大なピレネー山脈を見ることができます。
一つ大きな城壁をくぐり、旧市街広場へ。まるでドラクエで街に到着したような錯覚に陥るような光景です。
小さく趣きのある中央広場、その形をみるとフランスの南西部の美しい村でよく見かけるようなバスティード形式を思い出します。
この広場には、いくつかのカフェ、バル、そしてホテルが隣接。ここに宿泊も充分ありかな、と思いました。
路地裏にはレストランも数軒ありました。
また、その他には、市庁舎。
ここに例によって美しい村のロゴいり看板がありました。
さらには教会もこの中央広場に隣接しています。
教会の塔からの眺めは抜群
この教会の塔にはまだこの時間でも登ることができました。登ってみて、そういえばこんな美しい山や川に囲まれていたということをあらためて思い出しました。旧市街広場の美しさにアタマが一杯ですっかり忘れていました。
もちろんこの塔からみた広場もとても素敵。
街並み、中央広場の美しさ、そして周りの大自然の美しさ。ロケーションも光景も抜群の美しい村。文句なしの5つ星です。
1時間弱ほどで観光を終え、次なる最も美しい村へと向かいます。この日の最後の訪問地でかつ宿泊地となります。(続く)