2019年GW、平成最後にして令和初の旅行はイタリア中部。トスカーナを旅するのは12年ぶりのでしたが、その12年前には訪れる時間がなかったトスカーナを代表する世界遺産の街「サンジミニャーノ」に1泊することにしました。
もちろん宿泊場所は旧市街内にとりました。ということでクルマは旧市街の外側に停める必要があります。さすが世界的人気の観光地トスカーナの世界遺産とあって、駐車場も旧市街を取り囲むかのようにありました。
しかしこの日は日曜日ということもあって駐車場は大混雑。到着は夕方少し前の16時過ぎ、「まだ」みんなが帰る前なので駐車場無事停めるまで旧市街の周りをぐるぐるしていました。しかし17時が近づくと帰宅の途に着きはじめた頃から徐々に駐車場からクルマが出始めていき、無事停めることができました。
駐車場から旧市街の真ん中までは歩いて5分以上かかりました。旧市街は少し高台にあるので階段や坂を登っていく必要があります。我々が停めたのは村の北側にある駐車場でした。
翌朝撮った写真ですが、月曜日の朝はたしかにクルマも人も少なかったです。
まだ主要観光地が開いているようだったので、少々駆け足でしたが、ドゥオモ、ポポロ宮を見学。
ポポロ宮は市立博物館になっていて、展示は少ないですが中世の頃の時代の宗教的作品群を鑑賞できます。
そしてサンジミニャーノのシンボルといえばなんといっても何本もそびえ立つ塔です。血塗られた歴史があるようですが現在は観光の目玉の一つ。このうちのひとつにここ市立美術館から登ることができます。階段で登るのですが、塔の中はくり抜かれているため、大きな鉄製の階段を難なく登ることができます。
階段にはサンジミニャーノの歴史に関するプロジェクションマッピングがありました。最後はなぜか宇宙に飛び立っていました。
残念ながら天気はご覧のように曇りでしたが、トスカーナの大地を見渡せる絶好の場所です。
主な見所はこの塔があるポポロ宮とその隣にあるドゥオモくらいです。
あとは街の散策。これは言わずもがな楽しいです。ロマンあふれる中世の街の代名詞のようです。街歩き好きには最高です。
数多くのヨーロッパの古い街を見てきていますが、やはりイタリア、さらには世界遺産となると、より一層の美しさと魅力の高さを感じます。
そして、サンジミニャーノはトスカーナ中心部に位置しているので、当然ながらワインの産地としても有名です。特に地元産の白ワインは質が高くDOHCにも選ばれています。もちろんお土産として購入しました。
お土産、買い物はワインくらい。まだ旅の序盤ですからね。
美味しいワインがあるのならもちろん美味しい食事もこの街にはあります。観光と散策を終えて一旦ホテルに戻り、少し休んでから再び街へ繰り出してレストランへ。トリップアドバイザーで見つけたこちらのお店をチョイス。
レストランのサイト(TripAdvisor): Ristorante San Martino 26
なんと日本人の見習いがいましてまさかの終始日本語での対応を受けることができました。ここのオーナーはトスカーナで何軒かのレストランを経営しているそうで、日本人ひいき見たいです。さてここで働いている日本人の若者は、期間は限定らしいですが、そんな経緯もあって雇ってもらったみたいですね。
たしかにお店の雰囲気、食事もどことなくアジアンな感じがしました。お料理の質は良かったです。
なお、このレストランがある通りは他にもよいお店が何軒かありました。ミシュラン一つ星に選ばれているお店もありました。こちらです。
食事を終えてお店を出る時、街はびっくりするくらいひっそりとしていました。どうやらこの街自体に泊まる観光客はそう多くなかってようです。日曜日だったからかもしれません。
やや雨の降る中、静かにサンジミニャーノの夜は更けていきました。まだ旅2日目です。