訪問日時:2012年5月5日、6日(一泊)
美しい村めぐりの途中で宿泊した街、ル・ピュイ=アン=ヴレ(Le Puy-en-Velay)は、世界遺産にも認定されている「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の巡礼路の開始点の一つとして知られています。
Booking.comのアプリなどで現地でホテルを見つけるのはより簡単になりましたが、やはり田舎よりもある程度有名な大きな町のほうがより見つけやすいもの。
ということで、5日に観光したあたりで一番大きそうなこの街にホテルを取りました。
到着したときには夜遅かったことと、雨が降っていたこともあってあまり街を散策できなかったんで、翌朝、2時間ほど散歩して見ることにしました。
これがまたなかなかフランスっぽくて素敵な街でして…。
丘の上にある大聖堂にも行ってみました。
大聖堂の前にはこれからサンティアゴ・デ・コンポステーラ目指して歩き始める人たちが数グループいました。聖堂のまで円陣を組んでお祈りをしていたのがとっても印象的でした。
聖堂は丘の上、そんな聖堂からの眺めがこちら。
神聖な大聖堂の中は、思ったよりも人が少なくひんやりとしていました。
そして、この街のなかでも特段印象的なのはこちらの「サン・ミシェル・デグイル(Saint Michel d’Aiguilhe)」
写真でみるよりも実物は小さいなあって思いました。それでもなかなか神秘的な佇まいには変わりありません。
それほど大きな街ではありませんでしたが、なんだかとっても清々しい気持ちになれた、そんな素敵な街でした。
さてさて、先にも紹介した「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」、実はこれまでに美しい村巡りを通して、いくつかそのルートに指定されている道や街を訪れたことがありました。
Wikipedia情報を元にまとめますと、これまで訪れた場所は以下のとおりとなります。
オーヴェルニュ地域圏
- クレルモン=フェラン : ノートルダム=デュ=ポール教会 (église Notre-Dame-du-Port)
- ル・ピュイ=アン=ヴレ : 大聖堂、サン=ジャック施療院 (Hôtel-Dieu Saint-Jacques)
ブルゴーニュ地域圏
- ヴェズレー : サント=マドレーヌ大聖堂
サントル地域圏
- ブールジュ : サン=テチエンヌ大聖堂
ミディ=ピレネー地域圏
- コンク : サント=フォワ修道院付属教会 (abbatiale Sainte-Foy)、ドゥルドゥー川に架かる橋 (pont sur Dourdou)
- エスパリオン : ポン=ヴィュー (Pont-Vieux)
- エスタン (fr:Estaing_(Aveyron)) : ロット川に架かる橋 (pont sur le Lot)
- ロカマドゥール (fr:Rocamadour) : サン=ソヴール教会 (église Saint-Sauveur)、サン=タマドゥール地下礼拝堂 (crypte Saint-Amadour)
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏
- アルル
ミディ=ピレネー地域圏
- サン=コーム=ドルト (fr:Saint-Côme-d’Olt) – エスタン (fr:Estaing) 間の17 km
なかでも「サン=コーム=ドルト (fr:Saint-Côme-d’Olt) – エスタン (fr:Estaing) 間の17 km」は確かにとっても印象に残っています。
こちらは村の外からの景色がとっても美しかったSaint-Come-d’Olt(サン・コーム・ドルト)。フランスの最も美しい村にも選ばれています。
この村から「エスパリオン」という街を通過して辿り着くのが、同じく美しい村の一つEstaing(エスタン)。
道を間違えた関係で2回も訪れてしまった思い出の村です。
フランスのこのあたりは公共交通機関がほとんどなくクルマでしかと訪れるのは難しい場所ですが、本当に中世の歴史を感じる街や村が多く点在しているとても素晴らしいエリアです。何度でも行きたくなります。
とりあえずは「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に登録されている場所は制覇してみようとは思っています。
やっぱりまだまだフランスの旅は続く予感。