訪問日時:2016年4月29日午後6時頃
この日最後の美しい村へ
セゴビア県の美しい村巡り、この日は合計4つの村に訪問しました。ここはその最後の村です。
直前のアイジョンからは車で30分程度の距離。マデルエロまでの道は、道幅はしっかりとありましたが、余り舗装状態はよくなかったです。村に到るまですれ違う車はほぼなし。地図で見るとそれほどでもありませんが、運転した限りでは陸の孤島のように感じました。
ほとんど人の気配のない小さな村
そして滞り無くマデルエロに到着。
この村はやや高い丘の上にあり、その眼下には川が流れています。天然の要塞といったところでしょうか。
ただあまり土地が肥沃でないせいでしょうか、森や畑が少ない印象でした。訪れた時は直前に雨が降ったみたいだったのと曇りがちだったので、特にはそれほど感じなかったのですが、見た限りでは荒涼とした土地のようにも思えました。荒涼とした土地のイメージは、もう少しこのあたりよりも西側だというイメージが強いですね。
駐車場探しには苦労、村の中には停められそうなところはなく、村から200m弱離れたところにあったスペースに停めましたが、僕以外の車は全くありませんでした。空き地のようなので問題はなかったと思います。
そして村へ。確かに古さを感じるものの、観光客は我々ともう一組くらいしかいないし、お店らしきものはまったくありませんでした。
ただ、村の入口にはホテル&レストランらしきものがあるので、宿泊と食事はできるようです。意外と立派ですが、客がいる気配はまるでなし。
中央広場、といってもそれほど広くはないのですが、そこには教会が。もちろん今までの村と同様中には入れません。
教会の上にコウノトリの大きな巣があるのが印象的でした。この光景はよくモロッコでも見かけましたが、スペインやモロッコあたりではコウノトリが多いのでしょうか。それにしても大きい。
今後の発展に期待かな
中央広場付近の空き家には売出し中の物件?いや誰か居るのかな?フランスの最も美しい村でも時々見かけたのですが、芸術家などがこうした物件を借りる、あるいは購入して、活動しつつおみやげを売る、みたいなことをしているようです。以下の写真は少々違いますが…。
まだまだスペインの最も美しい村協会の活動は始まったばかり、今後、こうした村々に芸術家が住み始めることで、活気が出始めるのかもしれませんね。そうなった頃にまた訪れると、また違った魅力を発見できるかもしれません。村のメンテナンスもまだまだといったところ、将来に期待しましょう。変に俗っぽくならないことを祈ります。
これでこの日の美しい村巡りは終了。この日はここからブルゴス方向に1時間ほど向かったところにある「レルマ」という街にあるパラドールに泊まる予定です。食事がとても楽しみです。(続く)